【中島みゆき『組曲(Suite)』を1曲ずつ聴き込んでいく10(終)】LADY JANE
11/11(水)に発売された中島みゆき様の41作目のオリジナル・アルバム『組曲(Suite)』。
このアルバムをえらく気に入ったので、1曲ずつ聴き込んでいくシリーズ。その10回目、最終回です。
今回は『LADY JANE』。
今回のアルバム「組曲」最後の曲である。自分にとって今まで聴いたことのないタイプのみゆき様の曲だと感じて新鮮だった。このアルバムの中で一番繰り返し聴いていると思う。聴いていてとても陽気になれる曲だ。
ひっそりと佇むBAR「LADY JANE」。その店の様子が、曲を聴いていると頭の中でイメージされてくる。「ひっそりと、けれど陽気に」といったイメージだ。
曲の最後のパートまでは、ある女性が「LADY JANE」の様子を伝えている。ただ最後のパートで自分のことについて歌っている。
LADY JANE 私は一人です
LADY JANE 歩いて帰れる程度のお酒を作ってね
一見、寂しそうな歌詞だが、聴いてみると寂しさはあまり感じなく、ここでも陽気な気持ちになる。
そして最後、最初の歌詞を繰り返すのがまた良い。LADY JANEの様子を知らないで聴くのと、知ったあとで聴くのでは曲を聴いた時の気持ちがまた違ってくる。自分の中で馴染みの店が出来たような気持ちになる。
LADY JANE 店を出るなら まだ
LADY JANE 暗いうちがおすすめです 日常の町角
今までのみゆき様の曲にはないような新しい、けれど懐かしい多幸感のある曲だと思う。
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これで、中島みゆき様の41作目のオリジナル・アルバム『組曲(Suite)』に収録されている全10曲を紹介し終わりました。1回でも読んで頂いた方、お読み頂きありがとございました。とてもおすすめなアルバムですので、是非聴いてみて下さい。
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